京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
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2015.03.26
体調はいくぶん快復してきました。
食欲はあまり無く、小食が続いているわりに痩せません。しつこい脂肪です。
今日はある現場で調査を行いました。
鉄骨職人さんと少々難易度の高い案件について打合せました。
その筋のプロというんでしょうかね。引き出しがたくさんありましたね。
なるほどと思う話が続く中で私はあえてちょっと疑ってみるようにしてみました。
一般的には良いけど、法規的にアウトでは?建築基準法には合致するが意匠的にアウト、又は使い勝手が悪すぎるのでは?
疑うという失礼な話ですが、色んな事を精査する為にも質問をたくさんしました。
それなりに解決しそうな気がしました。たまには疑う事も大事かと思いました。
その後、収益不動産物件の外部改修工事の打合せ。
こちらは見積を出したのが1年以上前でしたので、もう既に現場としては流れたと勝手に思っていました。
ですが、ようやく工事の運びとなり打合せをするも今ひとつ思い出せないところもありました。
書面を再確認してようやく打合せが出来ました。1年ちょっとで。。と思いがちですが色んな事を忘れるものです。
その後も今日は調査と打合せが続き、事務所帰着は19時を回っておりました。
それから請求書の整理とか見積の依頼とか作成とかが一段落して、経費の事とか給料の事とかしています。
まあ能率が悪いです。
でも外回りを優先するとこんなものでしょう。そんな中である案件でかなりの時間と知恵と労力を費やし本業外の事も頑張ったのですが、ある部分の仕事は他社に任せる。という流れになっていました。
あれ?と思いました。ただこれは完全に私の実力不足。要はその程度の扱いをしても大丈夫だと思われている事、又は誠意が伝えきれなかったという事が大きなミス。
もうひとつは近年増えてきたパターンでして、時間をかけて作った見積や図面が他社との比較の為に「個人的」に使われるならまだしも、他社への値段の交渉ネタになっているケース。
最初からそのつもりなら、一言そう伝える方が良いと思います。
例えば既存図1枚描くのに下見、作図、確認の為の調査で都合2〜3回現場に足を運び、作図も半日から2日〜3日かかります。
私達ですらそんな目に見えないコストがかかっているんですから、設計事務所さんはもっと大変だろうと思います。
時間をかけて作った既存図面が他社に回り、その既存図を元にプランが描かれていたらあまり良い気がしません。でも実際多い話です。逆に弊社にもそういう提案をされる方がいらっしゃいます。
基本的にお断りしています。フェアー、アンフェアーとかじゃなくてお互いにとって良い仕事にならない事が多いからです。それもですが他社が描いた寸法等を100%信用してプランを書くなんて手抜きです。
建物は施主さんの生き方が明確に出ます。工事業者も施主さんの意向を聞きながら工事をする訳ですから、それが出て当然ですね。だからマナーを守らない方の建物は今ひとつなのかもしれませんね。
打合せの時期を含めて尊敬出来るようなお施主さんの場合、金額の高い低い、工事の規模の大小に係らず良い建物になってます。これはこの業界に居る者全てが知っている事実です。職人さんも含めて。
と世間にこんな事を公表しても良いのかと思われますが、このブログは長く続けている割にほとんど誰にも読まれてないようなので大丈夫です。
突き詰めると全てに生き方が反映されるという事ですね。そう思うと自分自身ももっとしっかりせねばと思います。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
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