京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
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2014.04.14
今日から新しい1週間が始まりました。
進行中の工事、見積、打ち合わせ等の予定が盛りだくさんです。
頑張らねば。
対応について少しばかり考えてみました。
お客様にどう対応するのか、協力業者さんにどう対応するのか、その他の人たちとどう対応するのか。
自分なりには誰に対しても比較的丁寧に対応しているつもりです。
ただ果たしてそれで良いのかという疑問がふとわきます。(ヒマなんか!)
ヒマではなく、相手の為の対応になっているのかという感性が鈍っている気がするという事です。
ズレている感覚です。
人によっては、詳細に報告して欲しい人がいたり、見積でも、正確な金額よりもとりあえずナンボというのがすぐにでも欲しいという人がいたり、言いつけだけをしっかり守り、余計な事はしないで欲しいというケース、逆に放っといて欲しいというケース様々です。
私は頭が悪いので、自分ならこうして欲しいという対応をするように心がけてきたつもりですが、これはやはり独りよがりであったり、相手を想わぬ手抜きだったのではと考えてしまいます。
個別対応をきちんと出来ていますかと問われると上記のような対応だったのかもしれません。
なぜ、こんな事を思うようになったかというと、仕事終わりにスケジュール帳の余白に、実際の行動、感じた事、結果等を時々ですが記載しています。
それを後で読み返すと、知らず知らずに相手先に負担をかけているような事であったり、独りよがりな行動があったであろうと想像でき、その事に対する結果が割に明確に出てきている事に気づきました。
個人のパーソナリティというのは、急に変える事は難しく、無理に帰る事も無いのではと思っていますが、行動は少しずつなら変える事が出来ますね。
四十にして迷わず ではなく相変わらず迷っております。
2014.04.12
今日は自宅近くのお客様と打ち合わせを行いました。
プランが二転三転していましたが、ようやく落ち着きました。
予定価格が決まっているので、これからやりくりが始まります。
何とかなりそうな厳しいような。
その後、少し時間があったので仁和寺に立ち寄りました。
今日の目的はおむろ桜でした。背が低くて可愛い桜ですね。
午後は、一昨日からスタートした現場の墨出しをしました。
墨出しとは、基準のラインを設定し、間仕切り等の区画をする作業です。
改装なので、どのラインを基準にするか結構迷いました。
そもそも最初の基準が間違えていたら、全ての間取りがパーになります。
今回は複数の基準点から、ある1本のラインを出すのに相当時間をかけました。
間仕切りの線を描く中で問われるのはセンスです。特に改造の場合は、想定外の寸法が出てきます。お施主さんが望む事、優先順位を明確に頭に入れた上で微妙な寸法が出た時に対応します。
このへんのセンスがズレていると、情けない事になりますので、図面プラスαというのはこんな局面なんだろうなと思いました。
普段の仕事にも問われる事ですが、とっかかりにはまずきちんとした基準を設けろという事ですね。
なし崩しではやはり良い仕事はできませんね。
その後は現場の巡回。
全ての現場では安全が確保されていました。
協力業者の皆さん ありがとうございました。
明日は現場OFFです。
ここにきて現場や打ち合わせが増えてきました。
しばらくは、バタバタしそうです。ありがたい事です。
墨出ししています。
今日は悩ましい墨出しでした。
新築集合住宅の現場写真。
ベースパックという鉄骨造の核心部と言える部材の設置を行いました。
2014.04.11
今日も、現場や打ち合わせ等、日々の業務を頑張っています。
天気も良く快適でした。
天気は良くとも車はもうほぼ駄目な状態になり、次のやつを段取しはじめました。
GWに間に合えばと思います。
アポイントとアポイントの合間にスタッフと雑談をしていました。
話はネットワークについてです。
当然のごとく仕事は人づてにしか来ませんし、人と人のつながりはとても大事なものだと思います。
Facebook等を見ていると、知り合いの知り合いとかが繋がっていたりしている事が多々あるようです。
以前は人脈を増やす事に躍起になっていた時期もありましたが、今はさほどそう思う事も無くという感じです。
たいして人望も無いのに無理をするな!というスタッフの意見も正直有り難かったです。
理解していても、何とか仕事を増やすには好む好まざるを別にして頑張るしかないと考えていました。
特にSNSについてですが、ある法則を見つけました。
此所には書きませんけど。
冷静に弊社にご依頼いただいているお客様の顔ぶれを考えると、SNS上に存在するネットワークとは全く違うものでした。
ものの見事に。
多少リンクする部分もあるかと思いますが、ほぼ違いました。
だからどうという訳ではありませんが、何かしら感じていた違和感の理由がハッキリしてスッキリしました。
もっと書きたいんですが適切な表現が見つかりません。ホントすっきりしました。
明日も終日業務が入っております。
素敵な週末をお過ごし下さい。
2014.04.10
今日から新しい現場がスタートしました。
大小入れると常に5件程度の現場が動いていますが、今回は住宅の全面改修工事となります。
新築マンションと手分けしながら工事を進めます。後はスタッフ総出で取り組みます。
ルートファインディングという登山用語があります。
地図やコンパスなどの情報を基に、正しいルートを導きだすという意味だったかと思います。
今日の現場では現状の詳細図がありません。想定通り納まっているか否かで先にかかる工事の手間と費用と内容が大きく変わります。
結果は、想定通りでした。
工期について、解体工期想定は3日でした。
ところが今日でほぼ完了しました。これは嬉しい誤算です。
と、刻一刻と現場の状況が変わります。
そこで私たちは図面(地図)を基に完成予想(ピーク)と工程(ルート)を設定します。
まず最初に、現在地が解っていないとどこに進むかがわかりません。
現在地とは解体した状態です。
想定工期3日が1日になったという事は2日分のアドバンテージが出来たという事です。
早速に職方に連絡を取り、工事を進めながら考えようとしていた設備について、打ち合わせの段取を組みました。
結果、しっかり足を止めて計画する事が 出来るので色んな面でメリットが多々出ます。
このルートファインディングを間違うとまったく別のルートを進んで、時に沢に落ちたり、道に迷って遭難したりします。
自分がどこにいて、どこに向かうのかという事を日々決める事が大事ですね。
何となく人に付いて行ったり、何となく時間をやり過ごしても絶対にピークにたどり着けませんね。
そんな風に趣味が仕事に生きたり、仕事が趣味の役にたったりしています。
登山の良い点として何度もこのブログに書いてきましたが、計画、準備、登山、下山 と、仕事に比して短期間で計画からゴールまでを経験する事が出来て、頑張った先には絶景を見せてくれます。時には道に迷ったり、気象判断で撤退する事もありますが、いつも色んな反省点を体感させてくれます。
どんな山もですが、まず「行きたい」という思いから始まり、どうすれば行けるかを調べ、体力、技術、装備を整え、ルートを見失わず挑戦し達成する これって仕事と同じだと思いませんか。
ただ仕事上のルートファインディングは今ひとつ迷いがちな日々となっています(涙)ピークの設定が甘いのかもしれませんね。
2014.04.09
今日は良い天気でしたね。
山へ行きたくなります。
午前中は現在進行中の新築集合住宅の定例会議でした。
問題なく終わりました。いや少し問題がありましたね。すぐに修正が出来ました。明日だったら結構大変な事でした。
よく見つかったと思います。冷や汗です。
午後は新築の介護系の集合住宅の設計打ち合わせを行いました。
平面プランをお客様自らが考えて図面化されていました。そこそこ理に適った図面でしたので正直驚きました。
建築の勉強されていたんですか?と尋ねると「していないよ」という回答でした。
法規等を照らし合わせると不可能な事が多いというのは理解いただけましたが、戸数を何とか増やしたいという希望、コストを抑えたいという相反するご希望がありますので、引き続き協議を進めていきます。まだ何とかなりそうな気がします。
その後はいくつかの現場調査、現場確認、銀行やホームセンター等廻って帰社。
ついに車のミッションがクラッシュしたようです。たまにAUTOMATIC GEAR FAULTとメッセージが出ていたのですが、エンジンを再始動すると消えていました。
ところが今日は何度も再始動してもメッセージは消えません。3速固定なので、超鈍足です。
ミッションの載せ換えに70万円程度かかると以前聞いた事がありますので、ぼちぼち国産車に換えましょうかね。
ああ。
2014.04.08
今日の午後は、「都をどり」へ行ってきました。
もう何回目でしょうかね。いつも会社をご支援下さっているお客様のお嬢様が出演されており、例年チケットを融通してもらっています。
ありがとうございます。 春夏秋冬を楽しみ、舞妓さんの華やかさに頬が緩み、桜を愛でて業務に復帰です。
大勢いる舞妓さんの中に雰囲気が違う方がおり、パンフレット等を見ているとやはり登場回数は多いようでした。
あまり使いたくない言葉ですが、オーラがある感じです。
それぞれ人には固有の雰囲気というのがあるんでしょうね。
ある同じ事を伝えるにしても、私が伝えるよりも、ある設計事務所の方が話をすると、すんなり話が通る事があったりします。
説得力というのもあるとは思いますが、醸し出す雰囲気が違うそうです。
私はスタッフに「あんたは安っぽいから」と言われています。逆に設計さんには、「あの雰囲気で言われたら全て正しく聞こえるわよ」
私はそれは差別だと抗弁しますが、そもそも人としての質が違うからどうしようもないわよという話になります。
あえて否定はしません。
「安もん」と言われてあまり良い気はしませんが、敷居が低いから頼みやすいと思っていただければ、生存の確率が上がるわけですから、生物的にはOKですね。
それにしても「安もん」では両親や家内に申し訳ない気がしますね。もう少し値打ちがある人にならないとね。
2014.04.07
昨日はお休みをいただきました。
鈴鹿山脈の霊仙山へ行ってきました。
単独での登山でした。天気が悪い事を承知したうえでの登山でしたのでのっけからカッパを着込んで歩きました。
そして「通行止」と書いてある登山道を歩きましたので、途中道路が崩落している箇所がありました。一人で歩いていてその崩落したところへ落ちても誰にも気づかれないだろうなと思いました。そんな些細なリスクも含めての単独行です。途中尾根に登るも、横殴りのすごい風と雪で視界はほとんど駄目で、トレースも無くなっていました。
楽しい山遊びでした。楽しいと言って、決してなめている訳ではありません。
大きな自然の前では人は本当に無力です。ちょっとしたきっかけで人は遭難するかもなという局面がいくつかありました。
今回は、たまたま大丈夫だっただけと自分に言い聞かせておきます。
今日の午後はある部屋の調査に出向きました。
マンション内では有名なゴ◯ブリ部屋でした。びっしりとその痕跡が残っていました。
汚い!気持ち悪い!という話ではなく、これも誰にでも訪れる可能性がある話だと思いました。
今回は独居老人の部屋でした。
詳しくはかけませんが、今回のようなケースはこれから増えてくるのではと思います。
体力が無くなり、身内もほとんど来ない。それでも人は生きて行かねばならないが、部屋は片付かずどんどん物で溢れるの繰り返しだったように感じます
近頃そんな部屋を見る機会が増えたように思います。
これから部屋の中は頑張って工事を行います。
2014.04.05
昨晩、図面を描いていてふと気になり描き直して、見積をなおして深夜帰宅となりました。
午前中は少し自宅で休養し午後から提案に行ってきました。
結果的には、一からやり直しという事になりました。もう少し要望を傾聴しておくべきでした。
上辺の要望と真の要望を少し取り違えていたかもしれません。
これから磨きをかけていきます。
うれしかった事は、思いが違うからと諦められなかった事です。
弊社を諦めると言う事ではなく、納得していないのに、渋々事を進めず理想の建物を目指そうという意味です。
私もこれからが本番とお伝えしました。
工事は、予算や工期、法規等に制限があります。
その中でどれだけの事が出来るのかというのは、実はファーストプラン提出からはじまります。
同一条件での入札的見積提出は、どちらかと言えば価格だけです。
今回は、プランを含めた提案となります。
同じ建築ストーリーでもまったく意味合いが違います。
思いの擦り合わせ、夢を語り合ったり様々な調整を続けるにあたり、諦めないで欲しいと願います。
大事な住まいですから粘る価値はあるし、共に粘る覚悟はあります。
まあ、それでも相性が合わないとか、顔も見たくないというのでしたら、仕方ないですけど(笑)
同じ予算でも、その粘りが建物に与える影響は絶対的に大きいと思います。
出来合いのモノを買うのに慣れていると、時間がかかる建築の打ち合わせは煩わしいかもしれませんね。
話を進める中で自分が本当に考えていた事が見つかったり、思いもよらないような面白い出来事が起こったりします。
おそらくフルオーダーのモノを買うのって一生の間にそうそうありませんからね。私ならせいぜいスーツぐらいです。
だから楽しいと思います。
このブログは、もう何年も日々何てことない事を書き綴っています。
アクセス解析機能がぶっ壊れているので、どの程度のアクセスがあるのかよくわかりません。
お得な情報がある訳でなし、専門技術的な事が網羅されている訳でもありません。いつも誰かを想いながら1日の終わりにボチボチ書いています。
だから「読んでるで」って言われると恥ずかしく恐縮しつつもありがたいと思っています。
また何かお気づきの点がありましたらご指導ください。
明日は日曜日。
少し天気が荒れそうですね。桜も散るかもしれませんね。今年は結局一度も花見に行く事もなく季節は移ろいでしまいそうです。
と言っても季節を楽しめないひねくれた性格なんでこれはこれでアリかと思っています。
2014.04.05
今日は舞鶴まで行きました。
目的は耐震診断です。あるNPOの依頼で古い木造家屋を使った店舗の耐震診断でした。朝早くから高速に乗って現場に行き、開店までの僅かな時間で実測を行いました。
何とかギリギリです。その後、外部の調査を行おうと外に出た瞬間に大雨でした。
大雨の中、屋根に登って2階の調査を行いました。
出来るだけ早く診断結果を出そうと思います。
その後、少しばかり時間があったので赤煉瓦倉庫群を見学しました。
リフォーム工事の比率が多い私としては興味津々でした。
現地で感じた事は、建物はやはり再生出来るという確信です。
もちろん、どうする事も出来ないような建物もあろうかと思いますが、アイデア、技術、情熱があれば再生可能であると痛感しました。
私なりの再生プログラムは まず正確な調査。歴史を含めてどのような時代にどんな目的で出来た建物なのかを知る事。
次に、既存の不良箇所を修繕する事。その上で新しいディテールを足す。例えば既存天井に鋼材フレームを挿入する。既存三和土?にデッキ材で床を伏せる。又はモルタル鏝抑えのみで仕上げる。そしてRCとガラスの風除室を増築する、内部のトイレもRCの新しいボックス的空間が入れ込んでありました。でもメインのレンガ、古いサッシについては、最大限既存を生かし、修復のみとしてあると見ました。
帰り道に考えていた事は、古い建物をどう再生するのかというプログラムをもっと深く考えてみたいと思いました。
これは、お客様に提案する為というよりは、自分なりに建物の良い部分、残したいストーリー、新たな何かというのを勝手に考えてみても良いなと思いました。
考えるだけなら、予算を気にする事無く出来ますからね。
多くの建物を見る機会というのを増やしておくべきだと思います。個人的には新しい建物よりも古い建物の再生系の方が見てて面白いです。
午後は京都に戻り新築住宅の図面打ち合わせを行いました。
設計事務所さんからのご依頼で見積をする事となりました。頑張って見積しますね。
夜は、近隣挨拶と請負契約。
深夜(今は)明日提出の図面と見積に大きなミスがありましたので、修正をしています。正確にはミスもありましたが、面白い間取りを思いついてしまいました。
図面修正が先ほど終わりましたので、今から見積修正にかかります。
何時に帰れることやら。
定番の写真ですね。
旧階段、新しいデッキ、鋼材フレーム。
古い建物の間にRCとガラスの空間が足してあります。
2014.04.03
今日は来週から始まる工事の近隣挨拶に出向きました。
春なので外回りが多ければ良いんですが、見積中心の仕事が続いています。
夕方からの近隣挨拶は外に出れてほっとしました。
前にも書いた事があるんですが、結構緊張します。
普通で考えれば、近所で大きな音やホコリがしたらあまりいい気分じゃないですね。
ですので、まずは丁寧にご挨拶を行います。
今回の工事の場合もそうなんですが、近所の方ときちんとお付き合いされているようで皆さん「お互いさんやしね〜」と笑顔でした。
これはお施主さんの普段の生き方がすごく出やすい1面でして、おつきあいが今ひとつだと違う回答が出てきます。
特に今回は良いおつきあいされてるように思いました。距離感が近いというんでしょうかね。
とりあえず安心しましたが、やはりご迷惑をおかけしがちな事には変わりないので、出来るだけ影響を抑えて工事に励みたいと思います。
私たちは工事を終えると現場から離れます。お客様はこれから長いおつきあいが続きますので、やはり配慮しすぎるに越した事はないかと思います。
職人さん達にも同じ気持ちで作業してもらえるように伝え続ける事も大事だと考えています。
ですので、新規に取引が始まった業者さんには丁寧に思いを伝えています。
お施主様含めて「普段の暮らし」とは違ってきます。技術的に優れた建物作りはもちろんの事ですが、職人さん達の立ち振る舞いも含めて工事となりますので、是非協力願いたいと思います。
今日は京都の町中でした。ですので、私の好きな京都独特の言い回しが聞けたり、独特の空気感があり楽しかったです。
都市に住む知恵というんでしょうかね。
「まあ、お互いさんやから〜」 の好意を見誤らず頑張ります。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
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