社長ブログ

河本。

2014.02.14

市内はきれいな雪景色でした。

現場の采配の事について問題が起こる可能性が発覚しました。

午後はその件でずいぶんと悩み調整をしてみましたが、私の実力不足で事がままならない状態で夜を迎えました。

建築の仕事は伝言ゲームのようなものですから、私の姿勢や思想がきちんと伝わっていなかったと反省しています。テクニカルな部分なので施主さんにご迷惑をおかけするような事ではありませんし、おそらく何事もなくスルーする話になるかと思いますが、私個人の建築屋としての矜持に関わる事なので本当に悔しい思いをしています。

もっと高みを目指して自分自身の影響力のレベルを上げる事が急務と痛感しました。


外回りを終えて夕方事務所についたとたんに、お客様から電話がありました。
モノを落として排水が詰まったのですぐに来て欲しいという電話でした。

一日台所が使えなくても・・・とも考えられますが、「もう私だめやわ」と何度もおっしゃる声色をお聞きし、排水の事だけじゃなくて思いは別にあると思いすぐに出向きました。

排水は10分程で修理が終わり少しだけ話をしました。

まだ弱気な事をおっしゃっていましたが、帰る頃には少し元気になられていました。

仕事かといえば仕事じゃないような話ですが、少なくとも心細さが少しは緩和できたのであれば、これはこれで私の役割が果たせたという事かもしれませんね。資格や特殊なスキルがある訳ではないので、そんな事しか出来ずともそれが私の役割という事なんでしょうかね。

建築の仕事を通じて出会った人たちの笑顔を見るのが一番のご褒美。

と言いつつ、こんな事ばかりしていて会社は存続出来るのだろうかと少し心配している自分もおります。

ひとつ嬉しい事は、そのお客様のご自宅にある大きなガラステーブルに1枚紙が挟んでありました。
「河本090−○○○○ー○○○○」 と。

人脈も豊富な方ですが、唯一いつでもかけられるように電話番号を貼られていたのを見て、頼りにしてくださってありがとうございます。と心の中で御礼をしてきました。

ただし私は河本ではなく川本です(笑)

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