京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
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2013.08.28
昨日は防災科学技術研究所 E-ディフェンスに振動実験の公開実験の見学にスタッフと行ってきました。
以前から一度は行きたいと思っていましたので念願がかないました。今回の公開実験は免震建物のよう壁についての実験でした。
まず施設の大きさに驚きました。京都では見かけないスケールです。
中に入ると巨大な振動台の上に実際の建物(今回はRC造4階建て)が建っていました。
大きな振動をかけた際に建物が周囲のよう壁に建物がぶつかりどういう動きをするかという実験でした。
技術的なことは私の頭ではまだ理解できていませんが、大きな揺れに対して建物内部は大きな影響を受けないという事に驚きました。
そしてよう壁とのクリアランスが大きく必要で、よう壁に当たった際に建物に被害を与える事が何となくわかりました。
実際我々が作る住宅は木造がほとんどですので、今回の実験が役に立つかと言われるとそうでもない部分も多いのですが、免震という概念はよく理解できました。
木造住宅に取り入れる事が出来れば安全な住宅が増えるなと思いました。ただコスト増や設備などの技術がどこまで対応出来るのかはまだわかりません。
私はあまり京都から出ません。緊急な事に対応したいと考えているからです。
それと遠方に出たときに限ってトラブルが起こるというトラウマもあります。
しかし近頃少し考えが変わって来て、会社のスタッフの誰かが京都にいれば外に出ても良いかなと思うようになりました。
もちろん優先順位は現場ですが、外に出て見たり聞いたり感じたりするインプットが少ないと頭が硬直するからです。
半日ほどでしたが、外に出て見学してよかったと思いました。
逆に兵庫から京都に戻ってきて建物が低く遠くまで見通せる京都って素敵だなとも思えました。
普段、会社、現場、自宅と近くばかりにいると何となくずれていても気づきにくいという事もあるでしょうね。
という事でスタッフのやりくりをしながら外の刺激を体感することも良しという事にしました。
ただ出不精ですから、何か良いイベントがありましたらお誘いくださいませ。
自分からはどうも動きが悪いです。
大きな建物が揺れる姿は迫力がありますし、実物で実験するというのが大事だと思いました。
スケール感がわかりにくいですが、ビルが納まるくらいの大きな建物です。
2013.08.23
今日の午前中は屋根の調査でした。
大きな住宅の屋根を調査してみました。瓦屋根は歩きにくくヨタヨタしていましたが、近頃高所へ登る機会が多く随分慣れてきました。それでも屋根は暑いので苦手です。
そう思うと屋根はものすごい負荷がかかっているんですね。きちんとメンテナンスしておいたほうが良いと思いました。
午後は現在進行中の現場打合せでした。
東京からお越しの設計事務所の所長さんと解体後の協議を行ないました。
予定通り施工できそうな場所、変更が必要な箇所などを話し合ってきました。デザイン的にも性能的にも面白い住宅が出来そうです。
打合せはショッピングセンターに車を停めさせてもらったので、打合せ終了後にショッピングをしました。
登山用非常食の賞味期限が切れていたのが沢山あったので補充。それと本を買いました。
創業前からビジネス書が大好きで沢山の本を読みました。しかし近頃は本のタイトルを見てもあまりワクワクしなくなりました。
ビジネス書を否定するわけではありませんが、話が面白い人、会って魅力的な人の多くは小説とか歴史本などを読まれている方が多いなと思っていました。
私の場合は性に合っていないのに無理してしまうというか。ゆがんだ努力でずれている感覚です。
そんな事では事業における目標達成はできませんからね。
建築系の本は別ですが、自己啓発系の本は、意識が変化したのか触手がまったく伸びなくなりました。
「これさえすれば成功」「常に前向き」 とか書いてあっても実行できないから落ち込むというサイクルに入っているからかもしれません。
という事で、今回は新田次郎の「孤高の人」を買いました。
しばらくははまって読みそうです。
お盆休みが終わり、業務が詰まってきました。
楽しく山へ行くためにもビシッと成果を出さないといけないと感じる日々です。
スケルトンにしました。
管理規約が厳しい集合住宅ですので、既存部分が残りがちです。
事務所で暮らすヒヨドリの雛たちです。
日に日にタフに飛び回るようになってきました。
観察日記になりそうな気がしますので早く本格的に巣立って欲しいです。
2013.08.22
業務再開後、気づいた事があります。
事務所の中庭にあるハナミズキの木に鳥が巣を作っていました。
おととい見つけた時はまだ雛が巣にいました。
昨日巣を見ると雛が一羽も居なくなっていて土間に3匹転がっていました。
色々と調べているとヒヨドリみたいで、その雛たちは巣立ち雛と言うらしく一応巣立ったものらしいです。
まだまだ産毛があるし、まともに飛べないしヒヨヒヨ鳴いているし巣立ったとはとても思えない状態です。ところが今日になり見ていると徐々に少しずつではあるものの羽ばたき始めています。
親鳥を大きな声で呼び続けています。その親鳥(2羽)は子供に羽ばたくことを催すように近くで見守っています。私が近づくと大きな声で威嚇したり、口には虫をくわえて雛に餌をやろうと必死で子育てをしています。もう見ていて切ないぐらいの愛情です。それもイタチや猫、カラスなどの危険があるなか必死で餌を探し、子に給餌して危険(人)が近づくと必死で威嚇して休む間も無いぐらいに動き回っています。
子供たちも必死に大きな声を出して親を呼び、天敵に見つからないように物陰に隠れたりヨチヨチ歩きながら動き回っています。その親を呼ぶ必死さと危険に身をさらすのが強く育つ秘訣かと思いました。
本能とはいえ凄まじい愛情をみました。
私の両親も大きな愛情で独り立ちできるように必死に育ててくれたんだと思い感謝しています。
私はついつい手を差し伸べようとしてしてしまいますが、結局厳しい世の中に飛び立たせるにはその子自身が強く自立するように見守るしかないのかもしれませんね。
猛烈な愛情で見守る事が大事かと思いました。なかなか難しいですが。
私には子供がいませんが、従業員が今後増えた時には大きな愛情で独り立ちできるよう見守る強さを持つようにという教訓を教えてくれました。
目の前でそんなドラマが繰り広げられているので、仕事に集中しにくい数日間を過ごすことになりそうです。
昨日撮影しました。
今日はもう少し大きくなっていました。
2013.08.21
今日は朝から植栽撤去の立会い。
午後は10年来お付き合いがあるお客様宅を訪問して家の修理についてお話をしました。
その後、数年前に新築をご依頼くださったお客様宅を訪問してメンテナンスと追加工事についての打合せ。
工事が終了してからもお付き合いを継続くださっている事に感謝です。
家の事について何かを思うときに自分の事を覚えてくださっているというのは本当にありがたい事です。
ましてや小さな修理にしても改めてご依頼いただけるというのは本当にありがたい事です。
また何かあったら私に連絡をしてみようと思っていただける人間力をつけなければなりませんし、一度でもいい加減な対応をしたらもう2度と声をかけてもらえないかも知れないと肝に銘じつつ日々を過ごしたいものです。実際には難しいですが。
近頃はポジティブ教が流行っていますので、明るく元気な人でなければならないような風潮にありますが、私は声も小さく明るいかと言われるとそうでもありません。
そんな中でも覚えてくださっている事、声をかけてくださっているという事は本当にありがたい事だと思います。
ポジティブではありませんが、「ありがとう力」はもしかしたらあるのかもしれませんね。
本当に色んな事に感謝しています。それは自分の実力以上の何かがあるからよけいにそう思うのだと思います。
マンションの解体をしています。
コンクリートはきれいに打てているようです。
2013.08.20
夏季休暇が終わり17日より業務再開しました。
今回は今までに無い夏休みとなりました。
13日から16日まで北アルプスへ行ってきました。山の先輩と去年から約束していた憧れのコースです。
しんどくも楽しい登山でした。
いつもの休みは気分転換もあまりできないまま業務再開というパターンが多かったのですが、携帯がまったく繋がらないエリアで2泊しました。
山小屋でゆったりした時間を過ごしながら考え事したり、心の整理をしました。
おかげで仕事がしたいという気持ちになりました。いつも仕事がしたいという気持ちもありますが、明日から仕事か~という思いもありましたのでスカッと環境を変えるのも良いなと思いました。
昨日から新しい現場がスタートしました。
マンションの全面改修工事です。
解体が始まりましたが、想定した以外の出来事が沢山おこっています。予算の事、納まりの事、工期の事など沢山考えることが出てきています。
それと、小さな修繕的な仕事が目白押しです。こちらもサクッと段取りして着実に工事を進めたいと思います。
今日は長浜まで耐震診断に出向きました。
弊社が考えるエリアよりも遠い現場ですので、少し考えましたがこれも何かのご縁と思い出向きました。
道路が混んでて片道3時間かかりました。業務に繋がればよいのですが、なかなか難しそうな気もします。
やはりお呼びがかかればすぐに参上できるエリアが私たちには向いているような気がしました。
エリアを決めてきめ細かくという考え方、エリアを広げてでも食らいつくという考え方の二つがありブレないようにしなければならないと従業員と話をしていました。
暑い日が続きますが明日も頑張ります。
北穂高からの槍ヶ岳
涸沢岳の長い鎖
初心者の私には難しいルートでした。
奥穂高山頂からの槍ヶ岳
3000mを超える場所なので顔がむくみます。
2013.08.13
今日で一旦現場は終わり明日から夏季休暇となります。
私が明日から少し遠い場所に行きますので連絡がつかないと思います。
お手数をおかけしますが用件がありましたらメールにて連絡を下さい。
特に14日から16日の夕方までは電波が繋がらない可能性があります。
創業してこの方電波の繋がらない場所に数日行くというのは初めてです。
家内から海外旅行のお誘いを何度もうけましたが、とにかく急な連絡が入る可能性があるから無理と突っぱねていました。
電話が繋がらない不安というのが少なからずありますが、あえて繋がらない場所に行ってそんな環境に身を置いてみるのも良いかと思います。
今年はスタッフが入ってくれたので、少し甘えているのかもしれませんね。
思えば携帯電話が出来て便利な世の中になりましたが、立ち止まって冷静に考える事が減ったと思います。
デートのお誘いに相手方の実家に電話をかけるドキドキ感とか、待ち合わせでのドキドキ感とかは今思えば楽しかった気がします。
カーナビとかもそうなんですが、下準備が雑になったように思いますね。
これは先日、長野に行った時に高速の通行止めに合い右往左往して目的地到着が大幅に遅れるという失態を経験しました。
ろくにバックアップしていなかったツケがまわりました。
ちゃんと目的地の場所を地図帳読み込んで調べて、電車での乗り継ぎ調べて、駅から何分歩いてという想定が大事だと思うのですが、ろくに考えずスマホみながら出かけたりしています。
その下準備の間に大まかな商談のストーリーをきちんと描きイメージを固めて人に会うという丁寧さもやや減っているようにも思います。
行き当たりバッタリだと思う事もしばしあります。思えば失礼ですね。
携帯が全て悪いというわけではありませんが、何かを失っている気もします。
という事で数日間電話が繋がらない環境に身を置いてどう自分が動くのか楽しみです。
解体後
同じ角度から撮影しました。
上手く撮れていませんが子供室を作りました。
扉の色はお客様のご指定です。
明るくワクワクする部屋が出来ました。
2013.08.09
昨日の緊急地震速報は驚きましたね。
ちょうど打合せをしている最中でした。4人の6台の携帯が一斉に鳴りはじめて焦りました。
なぜか私は打合せを中断し外に出てしまいました。打合せ場所はRCの建物なので他の皆さんは大丈夫だろうという事で引き続き中で打合せをされていました。
今回誤報でしたが、もし揺れていたら私と中の方々の運命はどうなっていたでしょうか。
私だけ助かりたいという訳ではなく、私なりの判断で外の公園に出ました。
無理に外に出ましょうと言って何かあっても後悔するし、一緒にとどまって揺れて何かあっても後悔するし。自己責任で自分が思う判断に従って行動するしかないのかなと思いました。
外の公園で何を考えていたかというと、家族の安否、社員の安否、現場の安否などどこから何に手をつけて良いやら。
常に想定をしておくことが大事だとわかっていてもいざという時に何もできない事がわかりました。
それと自宅の耐震改修を急いでしておこうと思いました。
家族が安全という前提もありますし、家が倒壊すれば近所にも迷惑かけるしちゃんとしておこうと思いました。
先日の緊急地震速報で何か対策をしたいとお考えの方がいらっしゃれば連絡下さい。
木造に限りますが現在お住まいの住宅がどの程度耐えられるか診断できます。あわせて改修もご提案させていただきます。
とりあえず私の家の診断は夏休み中にでもしておこうと思います。
最低な点数が出ることは解ってるんですがね。
逆に正確な現状を知る事により売却したりという方法も見えてくるかも知れませんね。
中古住宅を購入しリフォームされる場合でも診断を受けた上で検討される事をお勧めします。
というのも私がいい加減な構造の建物買って後悔しているからです。改修も余分に費用がかかりますし。
何よりも安全が第一ですね。
2013.08.06
お盆休みまでに仕上げる工事とお盆休み明け早々から着工する工事の準備に追われています。
正月、GW、お盆など要所できりがつく時期はドキドキする事が多いです。
メーカー、職人さんもOFFになりますので、もし何か手違いがあれば間に合わない、又は段取りがすっぽり抜けていると休み明けの現場がダラダラしてしまうなど普段よりはやや慎重になります。
そんな中、この日曜日に飼い猫が亡くなりました。
18歳という高齢猫です。色んな病気を抱えていて介護を2年近くしていました。最後を看取ったもののまだ現実感がありません。
結婚後1年ぐらい経ったとき、ちょうど熊本に住んでおり、知り合いからかわいい猫がいるから持って行ってという事でもらいました。
初めての猫でしたので溺愛していました。その当時私は公務員を退職し就職しても長続きできないダメ男で貧乏でした。
猫の餌は何とか買えましたが、ノミ用の薬を買えずかわいそうな事をしていました。
京都に戻り就職し独立し何とか治療を出来るようになりました。
いつもそばにいてくれるのが当たり前でしたし、いつも帰宅すると鳴きながら近寄ってくれていました。
良い時も悪いときも態度を変えず常に寄り添ってくれていました。
その間、私は仕事に忙しかったりで猫の存在が当たり前という感覚の時期も長く雑に扱っていたように思います。
いざお別れをして思う事は「あの時にもう少し大事にしてやればよかった」と後悔ばかりです。
これは誰でもそうだと思いますが、ふと一人になるとやはり後悔することがあります。
だから、目の前の人、動物に対し丁寧に大事に後悔が無いように真剣にお付き合いせねばと思いました。
これは猫が私にくれた教訓だと思います。
自分の事を本当に大事にしてくれる存在というのは常にひっそり見返りを求めず献身的に支えてくれているんだと思います。
そんな存在に対しては私は当たり前という感覚になり粗末にしているのだとも気づきました。
何も言わず支えてくれている家族や従業員というのは宝なんでしょうね。
MONGOL800というバンドの歌は忘れましたが「大切な人は後回し。そろそろ気づけよお馬鹿さん」というフレーズを思い出しました。
いずれにしてもここ数年感謝の気持ちに欠けていたように思います。
今の状態はその感謝の気持ちが欠けた状態が続いていたからなのかもしれません。
いつも新たな気持ちでと言いながら、なかなか変化できない自分ではあります。
感謝の気持ちを持って行動を変えたいです。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
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