京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
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2013.05.24
良い天気が続きますね。
今週は工事が3件完工しました。
来週から新たに数件工事がスタートします。
ありがたい事です。
アベノミクスの影響かわかりませんが、協力業者さんがかなりタイトなようです。
私はあまり普段と変わりませんが、業者さんの予定が立ちにくい状況になっています。
一般的に、GW明けからスタートという現場も多いですし、屋根からみになると梅雨までに完工というケースも多いですからわからなくもありません。
消費税に関しては9月請負契約なら現行の消費税でOKという事なので設計事務所さんもタイトなのではないでしょうか。
それと見積期限が以前は3ヶ月程度あったのが、近頃は1ヶ月と2週間とか短くなっています。
なぜかというと材料費などの高騰があげられます。売り上げが変わらない私たちにとって原価の高騰は少し厄介な問題です。
そう簡単に価格転嫁できるわけもなく、この好況感の波にはまだ乗れていません。
時折考えることがあるのですが、好不況の波を生かして勝負するとか、時代の流れにあわせてとか、時流に乗るとか雑誌や新聞を読んでいるとよく目にします。
ところが情報の速さで言うと私たちのような零細企業は遅いわけです。
インターネットが普及してもやはり本当に大事な情報は人が持っており、人と多く会いづらい環境にある零細企業は情報が遅いのではと考えます。
私の場合は情報が増えれば増えるほど迷いに迷います。
あえて遮断するつもりはありませんが、もう少し本質的な部分をきちんと強化しておきたいと考えています。
急激に建築技術が上がるわけではありません。どちらかと言えば「積み重ね」「積み上げ」が大事だと思っています。
最新の工法に飛びついてあとでエライ目に会っている人も多く見てきました。
今、正しいと言われる工法は、多くの失敗を経て今の形になっていると考えますので、小さなアップデートは必要だと考えますが、流行っているから、売れているからというレベルで動きたいとは思えません。
営業システムを販売されているコンサルタント会社、FC会社のチラシやDMを見ているとそんな事のオンパレードです。
その儲かる仕組を売るのが商売ですから仕方ないとは思いますが。
私は大きく儲けるというよりは会社が永く続いた上で、縁があったお客様にしっかりと寄り添いたいと考えますので長期的な信頼を得る事のほうが大事だと思っています。
売り切り、売りっぱなしの業界ではありませんし、あればありがたい事ではありますが、そうそう何度もリピートがある仕事でもありません。
それよりも目先の現場を丁寧にする事がどれだけ大事かという事を常に心がけたいと思います。
同じ業界に長くいると見えてきますが流行を追いかけて後始末に追われている会社を沢山みてきました。
お客様の家は実験場ではありませんので、ある程度実績がはっきりしている工法や仕組を更に強化する事にしています。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
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