京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
住所:〒606-0831 京都府京都市左京区下鴨北園町20-2
2011.12.14
比較的正直に書きます。
仕事の根幹を考えてしまう事例がいくつかありました。
たいした話ではないのですが、その話の中にある種を考えるとぞっとしました。
簡単に言うと弊社の協力業者さんに直接仕事を依頼したいから紹介して欲しいというエンドユーザーの問い合わせがここ数日数件重なった事。
それだけの事?と言われそうですが、私にとっては結構大きな問題です。とはいえ喜んで紹介はしますよ。
建築屋の仕事は現場をスムーズに安全に精度が高い建築物を作る事と先日書きました。
今回のケースを悪く考えれば、直接ウチの協力業者さんに頼みたいからあんたはいらん。という事です。そんなトゲのある言い方ではなかったです。
マージンを省くというのが1番の理由だと思いますが、我々の仕事が「マージン」や「ピンハネ」と取られている事が大きな問題です。
例えばブティックに行ってその店の洋服買わずに直接買いたいから製造工場教えてと頼んだり、不動産屋さんに行って家主さんと直接契約したいから紹介してという類いの話です。
どう考えたかというと、ウチの付加価値がとことん低いという事。
それと会社の存在意義という事を真剣に考えなければならないという事。
又は地域の工務店という存在がもう時代にマッチしなくなっているのではとも考えてしまいました。
何かおこった際にすぐに駆けつける、施工責任をきちんと果たすなど丁寧に丁寧に仕事をしてきたつもりですが単なる「マージン」と思われているうちはまだまだなんでしょうね。
逆にこんなご時世でも我々を信じて依頼して下っているお客様に対して更に誠実に対応をしようと決意しました。
年末年始に我々の価値とは何かを深く考えてみます。
話は変わり現在進行中の改修工事現場が日々その姿を変えていってます。
まだ解体の段階ですが、順調に現場は明るく進行しています。
今日の反省は物事が起こった時に「明るい面」を見る事をしばし忘れていたという事。
明日以降も年末締め切りの仕事が沢山ありますので止まる事無く頑張り抜きます。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
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