社長ブログ

昭和の建物。

2016.02.08

今日から新しい現場がスタートしました。

昭和の高度成長期に出来た建築家が設計した住宅の改修工事です。
まずは解体からです。解体しながら床のレベル、柱のこけ等を調べましたが狂いが少ない状態でした。

部材は細くシンプルなのですが丁寧に組み上がった家だなと思いました。
私は昭和40年代の生まれなので何となく落ち着きますし好きです。

今の住宅を否定する訳ではありませんが、木と土で作られている範囲が多く、現在のようにプラスチックや塩ビと言われる素材が少なくてホッとする一面もあれば台所(今ではDK)はPタイルなどが施工されています。

オリンピックや万博など、勢いがあり希望に満ち溢れたイメージがある昭和の住宅は個人的に好きです。

先日も同じ時期の公団に行きましたが、同じようなイメージを持ちました。
今の住宅でそれを再現するのは少し難しいし、アンティーク、ヴィンテージとお古の中間的な時代になるので改装を加えるのは神経を使います。

良い建物になるように頑張ります。



3枚引き戸用の金物です。

今でもありますが、古びた真鍮がいい味出しています。



これが一番手前側に来る金物。

違いがわかりますか?真ん中用は金物が飛び出していません。

コメント

コメントフォーム