京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
住所:〒606-0831 京都府京都市左京区下鴨北園町20-2
2014.03.05
今日の午後はある現場の残工事でした。
想定よりも難しい部分もありましたが、お施主さんの協力でほぼ完了いたしました。
ありがとうございました。
リフォームは想定外との戦いだと思っています。計画した時間、工数、コスト、納まりなど、100パーセント想定通りに終わる事はなく、右往左往しながらも施主さんをはじめ職人さんたちと知恵を出し、協力しながら現場を進めていきます。
想定外の事態が起きた時にスムーズに事を運ぶには誰かが決めなければなりません。まず色んな人の意見を聞いた上で最適な道を探り提案します。そして最後はお施主さんが決定をします。
お施主さんに対してスムーズに、そして前向きに意思決定をしてもらうにあたり最適な提案が出来ているのかというのが、私たちにとってすごく大事な事だと考えています。
どんな考え方で進めているかというと。
1)お施主さんの今にとって大事な事か。
2)お施主さんの未来にとって大事な事か。
3)施工時、施工後におこると想定される問題点の検証が出来ているか。
4)コストのバランスがとれているのか。
5)街並や周辺環境に配慮しているか。
等の軸をもって検討し提案するようにしています。
あとは年に100件以上の工事をしている「経験」というのが大きな軸になっています。
あまり良くない事ですが失敗も経験しているので、その点もお伝えできると考えています。
それでも夜事務所に戻ってはあれで良かったのか悪かったのかと自問自答しています。
話はかわり、先日からちょっとしんどい事が断続的に起こっていました。
酒を飲んで忘れるといのは一時的には良いかと思うのですが、そんな時は本を読みます。
今回、本棚を見てふと目に止まったのは手塚治虫の「ブッダ」でした。本と言ってもマンガでしたね。
本そのものよりも、帯に目が止まりました。
「ごらん世界は美しい・・・生きとし生けるものに愛をこめて・・・」云々とたしかブッダが弟子に言ったセリフだったか忘れましたが、しんどい時に「ごらん世界は美しいんだよ」と言われると今見えている世界が美しく感じますし、色んな事を含めて美しいと感じる感性があれば日々の一進一退も良い旅になるのかもしれませんね。
またすぐに忘れるかもしれませんが、あの帯のコピーは昔から何となく私にとって好きなコピーです。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
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