京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
住所:〒606-0831 京都府京都市左京区下鴨北園町20-2
2011.12.01
今日から新しい現場がスタートしました。
まずは解体からです。今回の現場は左京区。本格的な調査をしながらの解体を行ないました。通常の木造ではなくハウスメーカーのユニット工法なので、いわゆる在来の工法とは全く違う工法なので最初の調査がリフォームの成功を左右する大事な1日となりました。
床、壁、天井の一部を壊しながら小さな小さな寸法を沢山拾い出します。一般の方には関係がない話ではあるかと思いますが慎重に慎重を重ねてメーカーの設計意図を徹底的に読み取り今の所合意が出来上がっているプランが出来るか否かを調べました。
およその部分では問題無しでした。一部、ウーンと頭をひねらなければならない部分もありますし、信頼しご依頼下さったお客様のご期待を上回る仕事を本気でしたいと願います。
当面は現場はダラダラと解体したり調査したりという日々がしばらく続くと思います。一見するとええ加減な会社と思われる事を覚悟の上でこの一番大事な工事初期を過ごします。
時間をかけて既存建物の問題点を洗い出し、それに対する明確なアンサーを見つけてから一気に工事をスタートしたほうが結果的に完成度が高い建物になります。
お客様にとってこの時間を下さるのには勇気が必要となります。なぜかというと工期が余分にかかるからです。
答えは後回しにして考えながら無理矢理工事を進める事は可能か否かと問われると可能です。しかしそのような方法は問題の先送り、又は強引なつじつま合わせとなり数年後に修理不能に近い問題を引き起こす可能性があります。特に止水に関しては問題が起こってからでは遅いです。
実際、そんな仕事がしてある家を沢山見てその後始末を沢山してきました。
これから現場の状態に合わせた詳細図を作成します。一見すると普通の図面が出来上がってくる訳ですが、知恵を絞りに絞った答えがそこにはあります。
分かってもらいにくい事ですが、仕事に対するこだわりとはそんな部分なのではと思います。
少々お堅い話をしてしまいましたが、今日のような現場がスタートすると改めて覚悟を決めて頑張ろうと思います。
特殊な工法を持っている訳でもなく地味な会社ですが基礎的技術だけは向上させていきます。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
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