京都暮らしのリノベーション・新築・リフォーム
住所:〒606-0831 京都府京都市左京区下鴨北園町20-2
2014.04.05
今日は舞鶴まで行きました。
目的は耐震診断です。あるNPOの依頼で古い木造家屋を使った店舗の耐震診断でした。朝早くから高速に乗って現場に行き、開店までの僅かな時間で実測を行いました。
何とかギリギリです。その後、外部の調査を行おうと外に出た瞬間に大雨でした。
大雨の中、屋根に登って2階の調査を行いました。
出来るだけ早く診断結果を出そうと思います。
その後、少しばかり時間があったので赤煉瓦倉庫群を見学しました。
リフォーム工事の比率が多い私としては興味津々でした。
現地で感じた事は、建物はやはり再生出来るという確信です。
もちろん、どうする事も出来ないような建物もあろうかと思いますが、アイデア、技術、情熱があれば再生可能であると痛感しました。
私なりの再生プログラムは まず正確な調査。歴史を含めてどのような時代にどんな目的で出来た建物なのかを知る事。
次に、既存の不良箇所を修繕する事。その上で新しいディテールを足す。例えば既存天井に鋼材フレームを挿入する。既存三和土?にデッキ材で床を伏せる。又はモルタル鏝抑えのみで仕上げる。そしてRCとガラスの風除室を増築する、内部のトイレもRCの新しいボックス的空間が入れ込んでありました。でもメインのレンガ、古いサッシについては、最大限既存を生かし、修復のみとしてあると見ました。
帰り道に考えていた事は、古い建物をどう再生するのかというプログラムをもっと深く考えてみたいと思いました。
これは、お客様に提案する為というよりは、自分なりに建物の良い部分、残したいストーリー、新たな何かというのを勝手に考えてみても良いなと思いました。
考えるだけなら、予算を気にする事無く出来ますからね。
多くの建物を見る機会というのを増やしておくべきだと思います。個人的には新しい建物よりも古い建物の再生系の方が見てて面白いです。
午後は京都に戻り新築住宅の図面打ち合わせを行いました。
設計事務所さんからのご依頼で見積をする事となりました。頑張って見積しますね。
夜は、近隣挨拶と請負契約。
深夜(今は)明日提出の図面と見積に大きなミスがありましたので、修正をしています。正確にはミスもありましたが、面白い間取りを思いついてしまいました。
図面修正が先ほど終わりましたので、今から見積修正にかかります。
何時に帰れることやら。
定番の写真ですね。
旧階段、新しいデッキ、鋼材フレーム。
古い建物の間にRCとガラスの空間が足してあります。
MI建築工房
(京都府立大学下鴨キャンパス前)
(リノベーション・新築・リフォーム)
コメント