社長ブログ - 2014年01月

珍しい。

2014.01.17

先般より工事をしている現場でおかしな事がありました。

水圧、水量が少ないという現象です。

築後20年以内の建物なので鉄管を使用し細くなっているという事も考えにくく引き込みも20mmと住宅としては問題ない口径の引き込みでした。

設備図を見ながら検討していましたが、敷地内が13mmの引き込みだからだろうかと疑問をもっていましたが、敷地内の配管が細くても圧はそんなに下がらないはずという事で悩んでいました。

敷地内の改装ではそこそこ水を必要とするので、工事の際に調査を行いました。
引き込みの水圧が弱い状態でした。

結果的に水道局に調査してもらい引き込みの水道管の中に詰まりがあったと判明しました。

本日、引き込み直しをしてもらったところ正常通りの水が出ました。

一般の方が読まれても今ひとつピンとこない話だと思いますが、私がこの業界に入り16年経ってこんな事は初めてでした。

お客様に余分な負担をかけずに問題が解決した事でホッとしました。

現場で気になる事があれば、深く理由を検討し調査する事が大事だと痛感しました。

そして、まさか行政が行っているサービスに間違いは無いという前提も捨てたほうが良いという事も 理解出来ました。

自分が取りまとめている現場ノートに今日の事はきちんと記載して今後の糧にしたいと思いました。

それにしても水の出が悪いというのは生活そのもの快適さを奪うものなのできちんと直って良かったです。

お客様の不満や不安にきちんと寄り添い丁寧に仕事を続ける事が大事ですね。


休日を。

2014.01.16

またまた更新まで日が空きました。

先週土曜日から八ヶ岳の阿弥陀岳 しかも北稜という私にしては難易度の高い山登りに挑戦してきました。

無事に登頂を果たし元気に戻ってきました。先輩方のおかげと感謝しています。

業務については私が不在な分だけスタッフが頑張ってくれており感謝しております。
今まで泊まりで出かけるというのは相当に覚悟が必要でしたし、電波が届かない場所に行くなんてもっての他という暮らしを長くしておりましたので、その重圧を少し緩和できるようになったのは本当にスタッフのおかげと思っております。

なぜ最近、休日を大事にするようにしたかというと、40歳を過ぎて体調が良くない日が増えてきました。仕事=人生という点については変わりはありませんが、人生も後半に突入し今のままで後悔しないだろうかと真剣に考えるようになりました。

ですのでオンとオフ含めて後半戦を充実したものにしたいと考えました。

そんな事でプライベートも大事にしている次第です。

メリット
気分転換が出来る。
仕事以外の人間関係が出来る。
時間を少なからず大事にするようになる。
健康になる(なりつつある)
スタッフに業務を委譲する事が出来るようになった。
など。

デメリットもあるかと思いますがあえて書きません。

特に仕事以外の人間関係という点については、京都が地元ながら早い段階でいったん京都を離れたのでプライベートな友達が少ない状態が続いていましたので、趣味のつながりというのは新鮮で楽しいものがあります。

あとは奥さんと共通の趣味になればベストだと思っています。

お金。

2014.01.10

私がサラリーマンの時に「お金は正直」とある経営者の方がおっしゃっていました。
ある程度まともな会社ならその定義は当てはまるはずという事でした。

例えば大量に仕入れるから資材が安いという謳い文句がありますが、たしかに大量仕入れはコストダウンの第一歩である事は確かだと思います。それでも今は値段がこなれていますから10数パーセントが限度だと思います。

ところが建築の場合、材料を持ち込み現場で職方が手を使い工事を行います。

工事の工程を完璧に調整をして無駄を省いてもかかる工数にも限界があります。
そうなると 職方の手間をダウンさせるという方法を選択せざるをえないと思います。職人さんにも生活あるという事を無視する。または見ない振りをするケースありがちです。

ここまではありがちな話です。

職方の立場になれば単価が下がれば利益を出す為にスピードを急ぐ、表面化しにくい部分で工程を省く、耐候性10年の材料を5年程度しか持たない材料に変える。などの事態がおこります。したくてしている人は皆無だと信じています。

弊社はリフォームが業務の大半となりますので、よく解体を行います。解体後などにそんな手抜きに近い工事を本当にたくさん見てきました。逆にふんだんに予算をかけたから良いものが出来るという訳でもないのも事実で、やはり適切な価格というのが存在すると思っています。

予算がふんだんにある現場といのは締まりがなくなるので、最後の詰めがグダグダな場合が多いなという感想です。

先般、ある話を聞きました。

依頼があり収益物件の提案を行いました。弊社では他にかかりそうな費用も含めたいわゆる総額表示見積をしています。

ところが相見積先は本体価格という名目で表面上の坪単価を落とした提案をされたそうです。

あなたの会社は高いからという事でお断りをうけました。設計事務所を交えて大詰めに近い所まで提案していたので残念でした。

数年たち風の噂で、追加がどんどん膨れ上がり資金計画が狂い収益性の低いものになったようです。その現場は安請け負いした業者が逃げたという噂も聞きました。

真意のほどはさておいて程よい緊張感のある「適切な価格」というのが一番適切かと思います。

現地。

2014.01.09

今日は不動産資産の有効活用の現場見学という事でお客様をご案内しました。
土地の有効活用と古いビルの有効活用の2点同時に検討をしています。

以前テキストや資料でご説明よりもやはり現地をみたほうがわかりやすいですね。

一般的な土地活用では納まらないケースの敷地、建物が京都に多数あります。
今回はシェアハウスに的を絞りご案内してみました。

管理運営をされているNPOの理事の方も同行してもらい、シェアハウスをはじめるきっかけであるとか 、特殊な運営ノウハウ等を一緒に聞いていました。

毎回新たな発見があるのですが、今回感じた事はまだほとんど誰も手を付けなかった分野に果敢にも挑戦された経緯が聞けた事です。特に私が一番感じた事は成功事例が少ない(ほとんど無い)状態から自らの経験に基づき計画し決断をして実行された事、そしてその事業主も意に賛同し決断し実行されたストーリーを聞きながら、その決断と勇気が素晴らしいと思いました。

私は自らがアイデアを出して計画を立ててというよりは、先方のご要望を形にするという事しか出来ていません。専門家の方と仕事をする機会が多いので私のアホさ加減が気になる今日この頃です。

大半はよそで成功しているからとか、成功事例を見て私もやろうと思われるケースが大半ではないでしょうか。

遠回りかもしれませんが、自分が心の底から深く考えてこれが良いというのを見いだし行動する事を努力すべきでしょうね。

名前。

2014.01.08

従業員が大事にしていた猫が亡くなりました。

会社の名前にmiとは  ミーちゃんでした。

なんでそんなふざけた名前をと言われるかもしれませんね。

その従業員が飼っていた猫はもう4代目くらいにあたるミーちゃんです。
次のミーちゃんはまだ見つかっていませんが、いずれ飼う事になるんだと思います。

猫(人)は変わっても名前(ブランドと創業時の想い)が長く生き続けるような会社作りをしたいと思い11年前に名前をつけました。

他にも意味が色々とあるんですが、大きく儲けるというよりは誠実に永く堂々とこの京都で商売が出来て、志を共有できる人と共に頑張るというのが理想です。

突然創業し急ごしらえで作った名前ですが、まあ10年すぎるとそれなりに愛着も湧いてきます。

よく会社の名前の由来はと聞かれるのですが本当に急ごしらえだった事と「なんや飼い猫の名前かいな」と言われそうで気恥ずかしく思い告白していませんでしたが、猫ちゃんが交代するかもしれない時期なので今日は思い切りました。なんか恥ずかしいです。


話は変わり今日から新しい現場がスタートしました。

店舗付き住宅の改修です。図面、模型を元に墨出しを行いました。墨を出して気づいた点がありました。良くなりそうなので若干納まりを変更しました。

本来駄目な事かもしれませんが、常にブラッシュアップし続けながら現場を進めていきたいと思います。設計通りというのがもし及第点なら更に上の点数目指してみるのは良い事だと考えています。

決断。

2014.01.07

昨日より本格的に業務は再開いたしました。
恒例の吉田神社参拝に行ってきました。工事の安全、皆様と弊社の繁栄を祈願してきました。

さすがに年が明けると一気に工事の段取り、打ち合わせなどが発生し予定のやりくりをしている状態です。

ありがたい事ですね。今年の正月は緊急の電話も無く静かでしたので完全に世間から忘れ去られたんじゃないかと錯覚するほどでした。

明日から工事が始まります。

ふとしたご縁で工事をさせていただく事となりました。喜んでいただけるよう全力で取り組みたいと思います。今日も打ち合わせをしておりましたが、すばらしい決断力をお持ちのお客様です。

私は保留や花占いが多い悩めるおっさんですので少しでも真似してみたいと思います。

本年も。

2014.01.04

新年あけましておめでとうございます。

業務の再開は1月6日からとなりますが、スタートダッシュすべく今日は事務所で作業をしておりました。

結局28日まで仕事をして4日に再開とまあ例年並みの休みになりました。

というよりも体が事務所へ向いてしまいます。私のところには子供がおりませんので、静かな正月です。特に今年は大晦日から元旦にかけて雪山へこもっておりました。

家内と別々に新年を迎え、元旦の夕方にくたくたになりながら帰宅し挨拶をしたという次第です。

本当は家内とも長い時間一緒に居るべきだと思うのですが、仕事が気になってついつい出勤してしまいます。

でも今年は自宅の改装も考えており通勤の負担を減らすべく自宅でも仕事ができるような体制も検討しています。まずは色々とリサーチしてからとなりますが。

消費税の増税まであと数ヶ月、まだまだ間に合う工事もありますのでもしお考えのようでしたらお問い合わせ下さい。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。